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海軍士官 三種軍装と陸式軍衣

お久しぶりです。
最近は諸々忙しくてなかなか記事を書く時間がありませんでした。

さて今回は、海軍最末期の軍装である三種軍装ちゃんです。
地味で、あまり人気の無い可哀想な子です。
ですが、私は回りに回って海軍の三種が一番好きな軍装かもしれません。
もちろん、参謀大佐が着ていた服が欲しいのですがそんなのは出ないのでどうしようか・・・

まぁ、そんなこんなで始めていきます。
Type3.jpg

さて、三種の説明なんですが、
こいつ、めちゃくちゃ曖昧な軍装なんです。
生地の規定もアバウトだし、背面はてきとーにやっちゃってみたいな軍装です。

三種軍装ちゃんは昭和19年8月の臨時海軍三種軍装令によって制式化された新しい軍装です。
それまで略装とされていた昭和18年10月制の略衣を第一種、第二種軍装の代わりに着装するように規定されましたが、正装、礼装のように一種、二種が廃止されたわけではないです。

この三種軍装の元になった略衣がわけわかめで、陸戦隊服が変遷していったものなのですが、
簡単に纏めとこうと思います。
01_20150425105239706.jpg
昭和2年6月制  
02_20150425105240378.jpg
昭和5年制
03_20150425105242c01.jpg
昭和8年5月制
04_20150425105243ba1.jpg
昭和10年3月制
05_20150425105244bf1.jpg
昭和12年11月制
06_20150425105300b81.jpg
昭和15年5月制
07_201504251053017e4.jpg
昭和18年改正
08_201504251053035a8.jpg
昭和18年11月制


とまぁ、こんな感じです。
昭和2年に上海で戦う陸戦隊の要望に応える形で誕生した軍衣が、諸々の変遷を経て三種軍装になっちゃいました。
三種軍装が制定されてからは皆こんな感じです。
Type3.jpg

前列中央辺りに写っているのは海兵37期出身で、板倉光馬少佐に殴られたことで有名な鮫島具重中将です。

そんなこんなな三種ですが、本題に入ろうと思います。
昭和18年11月制定の略衣を見て行きましょう。

IMG_5088.jpg

前面です。
背広型といわれるジャケット型の軍服です。
生地はサージです。
造りもかなり頑丈に出来ているのでとても70年以上前の福だとは思えません。
そして、なんだかかっこよくないですか?w
自分は三種が海軍の服の中でもかなりかっこいい制式に入ると思っています。
三種軍装に使われている昭和18年11月制の軍衣は4つ釦に壁付き釦式ポケットが両胸に、蓋付きポケットが両腰にというのが、海軍服制にある三種用略衣の制式です。

IMG_5089.jpg

裏面は士官型によく見られる背バンド型です。
海軍士官の間では陸戦服に見られたこの形が好まれ、だいたいの士官服はこの形です。
ですが海軍服制では背面の造りは特に規定されておらず、士官の三種でも下士官・兵と同じく背バンド式でない服もあります。
もちろん、現在でも背バンド型のほうが人気があります。

IMG_5090.jpg

襟部分には襟章が付いています。
この階級は海軍中尉です。
初期の陸戦服は軟肩章で階級を表していましたが、木の枝等引っかかって邪魔だということで昭和15年に襟章で階級を表すように変更されています。
この襟の部分と襟章の位置から服の時期を確認出来ます。

IMG_5091.jpg

釦は士官用の釦です。
昭和18年11月制まで略衣の釦は3つでしたが、この制式から4つになります。
また略衣の釦は平型の釦の場合がありますが、意匠は変わりません。

IMG_5092.jpg

内部です。
生地は厚く、かなり頑丈な造りです。
これで南方って暑くなかったんかいな?
虫食いや外れを探す為に一度着てみたのですが、暑いです。

IMG_5093.jpg

これは横須賀軍需部の官給品で、たぶん未使用品だと思います。
略衣はほとんど官給品だったのですが、士官はそれを嫌ってタグを切ってる場合が多いです。
もちろんオーダーメイドの略衣もありますが、私はまだ出会ったことがありません。

以上が昭和18年11月制略衣の説明ですが、ついでに三種型の陸式軍衣という珍しい服も紹介したいと思います。
IMG_5029.jpg

前面です。
三種と同じ様式で作られていますが、陸式軍衣に見られる肩の部分には当て布が付けられています。
また腕の部分には肘当て布があります。
生地は同じくサージ生地で作られています。

IMG_5030.jpg
裏面です。
陸式軍衣は背バンド式では無かったようです。

IMG_5031.jpg

陸式軍衣には、陸軍の軍服に見られる刀吊りが左下に付いています。

IMG_5033.jpg

釦は士官用に金釦です。
上部ポケットには一回り小さい釦が付けられています。
上の刀吊り部分の釦も士官用です。
これは珍しいんではないでしょうか?見たことが無かったです。

IMG_5032.jpg

そして、開襟部分です。
うっすらと襟章の後が見て取れます。

この服は、
IMG_5034.jpg

昭和20年6月に作られた最末期の時期の物なので、本土決戦を見据えて陸式軍衣型の略衣を作っていたのだと思います。
2ヶ月後に敗戦・・・
まさによく残っていたなと思います。


出来れば、参謀型の略衣が欲しいですねw
見たこと無いけど・・・・・
三種の説明は以上です。お疲れさまでした。
[ 2015/04/25 11:51 ] 海軍実物軍装品 三種軍装 | TB(0) | CM(0)

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